清水薫子先生のインタビューを掲載いたします。
清水薫子先生
回答1
右も左もわからないところからスタートしましたが、たくさんの方々からご指導を賜り、ただただできることを積み重ね、今日に至りました。診療科内、北大病院内にとどまらず、北海道大学女性研究者支援室や他学の機構の素敵な方々に出会うことができ、今回の受賞も喜んでいただけ、本当に幸せな経験でした。男女共同参画という事業のみならず、私自身の成長を促していただき、皆様に感謝するばかりです。
記念品
回答2
医師という職業はやりがいのある仕事で、自分自身医師になれたことを幸せに思っておりますので、医師を支援するという取り組みに関わることができ、光栄です。もちろん、女性医師等就労支援事業として取り組みが開始された2010年度は自身も卒後9年目で、子供もなく、いったい何をすればよいのか見当もつかず、他の施設へ訪問し、様々な方々からの教えをもとに、紙一枚程度の進歩で、周囲からも「どんな活動をしているの?」と言われておりました。短時間勤務制度、病後児保育、窓口業務を行い、少しずつ就労に関わる問題点に気づかせていただき、それをもとにアンケートをとり、病児保育の必要性、保育園の充実などの要望をまとめておりますが、一人、もしくは男女共同参画推進室ががんばれば解決する問題ではなく、みなで共有し、みなで少しずつ解決へ向けて歩むことが、もどかしいように聞こえますが、最善の方策と思っております。
一方で、次世代への取り組みはこちらも大変パワーをもらえる活動で、学生さんと医師のキャリアを考える会ではたくさんの診療科の先生方のお話を聞いていただき、自身の進路を考えてもらう機会としてもらっています。また医学推進センターに直接ご依頼し、ワークライフバランスやがん患者様にご協力いただく授業をさせていただいていることも、他施設から学び、自身が母校である北海道大学医学部の後輩たちに、自分の望む道を見つけて、一歩一歩進む中で、覚えていてほしいことを伝えうる願ってもいないチャンスと感じております。一人一人が医療を支え、次世代を育成する役割を担う大事な存在であることを感じ、躊躇せず、目標に向かって進んでもらいたいと願っております。
回答3
みながお互いを支えあう環境で、それぞれにとってのdecent workが実現できるための小さなお手伝いができればと思っております。(研究もがんばります)